ご挨拶

国土調査は、昭和26年に国土調査法の施行により開始されました。この事業は、国土の基礎的な調査であり、地籍調査、土地分類調査及び水調査に分類され、国土の実態を科学的かつ総合的に明らかにし、その成果は、戦後この国の発展を支えてきました。

とりわけ地籍調査は、税務行政や土地利用計画の策定等に際し、土地に関する基礎資料として利活用されています。また、法制定時の想いにとどまることなく、防災対策や社会資本整備に効果を発揮しており、近年では、頻発する大規模な自然災害からの早期復旧や少子高齢化に伴う森林管理の担い手不足や境界情報の喪失といった課題の解決にも期待されています。今後は、国民生活に欠かせない地理空間情報としての役割も果たしていくものと考えています。

地籍調査の目的や手段は形を変えながらも、完了まで間断なく実施されていくべきものであり、一日も早い事業の完了は、将来世代への責務とも言え、絶対に推進の手を緩めることは許されるものではありません。

全国国土調査協会は、「国土調査に関する事業の推進に努め、国土の総合開発及び保全並びにその高度化に寄与すること」を目的に、昭和27年に任意団体として設立され、平成25年に公益法人に移行し現在に至っております。

当協会は、国民への啓発をはじめとして、常に新手法・新技術への関心を高め、業務の効率化と質の向上に励むとともに、信頼性の高い情報発信を図り、地籍調査や会員が直面する課題に対して柔軟かつ専門的な対応を行ってまいります。

今後も、国土調査の推進団体として、事業の重要性を強く認識し、持続可能な社会の実現に向けた支援業務を全国に推進してまいります。

金田会長イメージ

全国国土調査協会 会長

金田 勝年